こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。
私の関与する顧問先様でも、従業員が定着する会社と定着しない会社があります。
給料が高いとか、福利厚生が充実しているから定着率が高いかといえば、そうでもないようです。
どんなに採用しても退職者が後を絶たない会社がある一方、同じような人員規模でも何年も退職者の出ない会社もあります。
定着率の差はどこから来るのか?
私も不思議でした。 労働者にとって魅力的な職場の条件とは何か?
小さな会社だから人が定着しないというのは傾向としてあったとしても、全部そうとは限らないのはなぜなのか?
私の顧問先様でこんな会社があります
事業主も従業員もほぼ30代以下で、朝早い出勤を求められます。
業種はといえば、新しいものでも珍しいものでも何でもなく、普通に日本中にあるものです。
にもかかわらず、全国から応募者が来るのです。
しかも、転居してまで就職してくるので、短期で退職するような人は稀です。
社長が労務管理に詳しい訳ではない
どこの会社でもそうだと思いますが、社長自身が労務管理に詳しいとか、その手の法律が好きだということはありません。
ただ、この社長様は、当事務所に労務管理の大部分を委ねているのです。
人事戦略は様々お考えがありますが、いい意味で、『管理』 という専門外の仕事をしないと決めているようです。
従業員からのメールに私が直接お答えすることもあります。
第三者が関与すると従業員はキッチリしていると感じる
社長や管理者の方が恣意的に労務管理をし、根拠を知らずに給与計算を行っていると感じることはマイナスです。
労働基準法などには、労使共に詳しくないのが普通です。
ここで、第三者の専門家にこれらを委ねていることは、労働者にとって信頼できる会社と映るのではないでしょうか。
別に、私が素晴らしいとか、私のお陰だとかそんなことを言うつもりはありませんが、少なくともあれこれ法律違反を求めてくる事業主の方に比べ、こちらの社長様の会社はかなり定着率は高いです。