こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。
社会保険労務士の業務は定型的な事務作業も多いのですが、労働に関する法律や年金など社会保険に関する相談業務もたくさんあります。
これを受ける際は、普段のやり取りの中で、その会社の企業風土や社長など決定権者の考え方や傾向、社員の年齢家族構成などたくさんの要素を把握し総合的に考える必要があります。
電子申請は便利だけど・・・
ところで、当事務所では行政機関への届出・申請業務に電子申請は活用していません。
やり方が分からないというのもありますが、設備としては十分対応できる体制を揃えています。
やり方を少し調べて、すべて電子申請で処理することはいつでもできるのですが、なんだか便利な半面、顧問先様との接触が希薄になってしまい、上記に支障が無いか心配だからです。
やはり、その都度顔を合わせて会話をし、信頼感を育んでいくことがお互いの利益になると考える訳です。
メールだけというのも・・・
電子メールは確かに大変便利です。
これは当事務所でも日常的に活用しています。電話以上に使っていると言っていいでしょう。
給与明細もメールに添付して納品する顧問先様もあります。
でも、通信手段はこれに限る訳でなく、適宜必要に応じています。
郵便、電話、メールのそれぞれをすべて活用します。
このような通信手段を活用し切って、電子申請を使えば顧問先様に訪問する必要すらないから、確かに時間的余裕が出来たり事務所の経費削減になるでしょう。
しかし、全く会わない相手と、会社にちょくちょく顔を見せる相手を比較して、どちらを信頼できると感じるか?
社会保険労務士としては悩ましいですね・・・
確かに、時間的余裕と経費削減のためにこのような通信手段を極める価値はあります。
他方で、円滑な業務遂行のためには、人間関係を深める必要もあるのでは?
やはり、最後は人間同士の信頼関係が大事であって、そのためのコミュニケーションをどれだけ重ねたかが要になろうかと思います。
それは、お互いに時間やコストを削減を追うことに比較して、劣らぬ価値があると思います。