こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。
70代女性いわく、「年金が減った! こんなに減らされては生活できません!」
私から見たら、じゅうぶん立派な年金を受給されていますが、今年度の特例水準解消で年金が減ったことを受けて言っているものと思われます。
年金は来年も減りますよ
今回の改定で本来水準に完全に戻る訳ではなく、来年度の改定で本来水準になる予定です。
今年の物価や賃金水準にもよりますが、来年度からさらに減ることはほぼ確実だと思います。
これは、過去に物価下落にもかかわらず年金水準を据え置いてきたことのツケです。
これまで政治に関心の高い高齢者に配慮したのでしょうが、ここにきて、そんなこと知らない高齢者は怒っているようです。
厚生年金の適用拡大
数年後には厚生年金の適用拡大が予定されており、現行の週30時間(通常の労働者の概ね4分の3)要件が、週20時間になるそうです。
つまり、それまで雇用保険だけかけてきたパートさんの多くが厚生年金にも加入しなければならなくなるということです。
これにより、年金保険料を払う方もかなり不満を持つことになるでしょう。
社会保険料の負担に対する不満は、今でさえ会社・労働者の両方から聞かれます。
人口減少、少子高齢化
これはある意味仕方ないことでしょうが、こんなこといつまでも続けて行けるのでしょうか。 そして、今盛んに言われている大企業優遇とか経済のグローバル化って、本当に回りまわって私たちの生活によい影響をもたらすのでしょうか。
うちも小さな子がいます。 生活者として将来が心配になってきます。