こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。
このブログでは、最近はあまり真面目に労働問題や法律のことなど取り上げていませんが、数年前は結構そんなことも書いていました。
このところは、専ら個人的なことばかりを書いていますが、なぜか私が書いた昔のブログを見て、電話で質問をしてこられる方も稀におられます。
先日は、関東で労働審判の真っ最中にいるという労働者の方から電話がありました。昔書いた私のブログに関して質問させてほしいということです。
知らない携帯番号からの着信だったので初回は出ませんでしたが、時間が空いて、程なくまた掛かってきたので、たまたま出てみたらそういうことでした。
正直言ってすぐに切りたかったのですが、話を聞いてみると凄く礼儀をわきまえている感じで、社会人としての常識をもって誠実に相談したいという意識が伝わってきました。
私も、どこの誰だか分からない人の話を無料で聞いて助言するなど通常はしません。しかも、当事者の主張を一方的に聞いたところでどうしようもありませんし、トラブルに巻き込まれるのはごめんです。
でも、この方は違いました。何だか、協力して差し上げたいと思ってしまう口調というか、気遣いで話されていました。
電話を受ける方としては、相手が誰か? 時間が掛かるか? 目的が何か? が明確でないものは受けたくないし、受けたときには後悔します。
内容としては、とんでもない会社と揉めているのいうものでしたが、一方的主張であるにもかかわらず、本当にそんな印象を持つ電話でした。
そこそこのまともな企業で営業を経験して来た方ではないかと推測しました。
採用内定の取り消しを巡って最高裁まで争い、内定取り消し無効を勝ち取り、その後、その会社の子会社の社長まで上り詰めたという、実話かどうか知りませんが、そんな伝説的な話を聞いた気がします。
この電話の主はトラブルメーカーだったのか? それとも積極性がすごいし、行動的でもあって、凄い人材だったのではないかと思い、そんな話と記憶を重ねてしまいました。