こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。
明けましておめでとうございます。という暇なく年度末に向けて仕事をしています。
当事務所では年末調整はしていないのでその点は助かっているのですが、今年は5年ルールの初めての運用年になります。これに向けての就業規則改定が相次ぎまして大変忙しいです。
5年ルールとは、労働契約法改正による有期労働契約の無期転換のことですが、今年4月1日が初めての適用時期となりますので、これをどうするかはこれまであまり考えていなかった顧問先様が多いです。
この法制度が決まってから5年経つのですから。
5年前の担当者が変わってしまっている顧問先様もあるので、私も困っています。もう、5年経つのか! そんな感覚です。あの時に大変なことだと騒ぎましたので、もはやマイナンバーよりも懐かしい話題でもありますが、そうなんですね。
いっそのこと、就業規則を全部見直してしまう方向もありますが、そんなに楽にできるものではありません。各条文の整合性や委任状項とか、すべて接合していて、矛盾がなく誰も解釈に相違のない条文規則を策定する作業は大変ですよ。しかも、現存する規程があってのことなので。
人手不足なので、もはや無期転換して欲しい人材は確保したいと思いますが、それをそのまま使用者の希望通り容認する簡単な法律ではないので、これを契機に人材活用をよくお考えになった方がよろしいかも知れませんね。