数人の小さな会社の月給15万円って、時給いくらか知っていますか?

2013年10月28日

こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。

 

どんなに小さな会社でも、時間外や休日労働がある場合は、時間単価の計算がどうしても必要ですよね。

こんな雇用契約書の場合どのようにして時間単価を計算しますか?

雇用契約書

○始業8:00 終業17:00 休憩60分(実働8時間)

○休日 日曜 その他盆休み、正月休み、酒田祭り

○給与 月給15万円

この会社は数人の小さな会社なので、就業規則も労使協定もありません。

ということは、1か月とか1年単位の変形労働時間制は採用していないことになります。

 

これだと、通常の週は日曜日以外は8時間働くことになり、週の所定労働時間は48時間ということになります。

変形労働時間制を採用しない会社の場合、労働基準法第32条の法定労働時間は1日8時間、週40時間なので、所定労働時間もその範囲内でなければならないはずです。

1日8時間はいいとして、週40時間に収まりませんよね。どうしましょ!

 

ところで、労働基準法には、「雇用契約の内容のうち、この法律に満たない部分は無効とする。」という規定があります。そして、その無効となった部分は「労働基準法の定める基準による。」ことになっています。

 

とすると、週40時間を超えてしまう原因である、休みが週に1日だけってところが無効になってきそうですね。超えてしまう8時間は月給の外で計算しなければなりません。

 

そうすると、こういう月給の場合の時間単価はこんな計算によるものと考えられます。

 

たとえば、給与が末締めで、10月の場合は暦日数は31日ある訳です。

これを7日(1週間の日数)で割ると、4.428週ある計算になります。細かいですけど。

月給が15万円なのであれば、15万円を4.428週で割ると、月給を1週間分に細分化できます。

 

ところで、1週間の労働時間は40時間が限度でした。だから、1週間分に細分化した金額を40で割ると1時間分が出てきます。

 

具体的には、

 

31日÷7日=4.428(10月の週数)

15万円÷4.428週=33,875円(1週当たりの月給額)

33,875円÷40時間=876円(1時間当たりの月給額)※端数処理しています。

 

小さな会社の経営者の方は、月給にすればこれ以上払わなくていいとか、給与計算が必要ないとか、安易な動機で月給としてしまいがちです。そして、就業規則や労使協定など軽視する・・・。

あと、所定休日に盆休みや正月休み、酒田祭りを加えていること。月給の所定休日は、込みで月給を払う契約ですから、休んだから減額なんてできません。休んだら減額するとか、働いた分を払うとか、そうしたいなら時間給で雇用契約をすべきです。

 

今の東京都の最低賃金は869円です。

 

月給15万円は876円の契約に相当することを認識していますか?

しかも、週の最後の日は1,095円となるのです。

 

これも、よくある誤解ですが、たとえば、今日2時間余計に働かせたから、明日2時間早く帰せば、時間外労働はなかったことのなる。

そんなことないですからね! 1日単位で8時間までって決まっていますから、明日早く帰してもダメです。

でも、知り合いの会社ではそうしてるって・・・。

聞こえてきそうですが、そういうことができるのは、就業規則とか労使協定で変形労働時間制を採用しているからです!

若しくは違法な経営者か? 

 

労働基準法違反で書類送検されないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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