珍しい就業規則

2018年5月16日

先日ご相談にいらした会社様ですが、珍しい就業規則をお持ちでした。

他にも問題個所は結構あるのですが、まず遅刻早退の扱いが変わってます。

通常は、遅刻や早退した際は、その時間分に相当する額を月給から控除しますが、その就業規則では、別の日の時間外労働と相殺するとなっていたのです。

つまり、1時間遅刻した日の次の日に1時間残業させて、控除がない代わりに残業代もないというのです。これを堂々と就業規則に書いてしまっている。初め、何を言っているのか理解できませんでした。

法定労働時間は「1日」と「1週間」で決まっていますので、「2日間」はありません。だから、それはさすがにまずいです。やはり、前日の遅刻分は控除して、次の日の残業は割増付けて残業代を支給する必要があります。控除しないのが問題ではなく、割増付きの残業代を支払わないことが問題なのです。

これをお伝えすると、そうした場合、遅刻して控除されるのであれば、その日は有給を取る従業員が予想されるので、それは困るというのです。

では、控除しなければいいのです。控除しないことは労基法上の問題ではありません。割増付きの残業代を支払わないことが問題なのですから、ここは払ってください。しかし、そうすると遅刻した方が得になりますよね。これで良いのですか?

そして、有給休暇については、当日の申し出は時季変更権を行使して拒んでも構いません。結局のところ、労基法に則った時間や賃金管理が最も公平で納得性があります。

とはいえ・・・

そういえば、別の会社様でもこんな事例があります。「時間単位年休」ならぬ、「時間単位振休」です。

休日出勤を1時間する代わりに、次の日を1時間早退して休日出勤手当なし。これも本当はいけません。休日出勤の1時間は割増付きの手当を支給する必要があります。

これも結局同じことですね。一見すると合理的と見えるのですが、賃金不払いで労基法違反です。

使用者が一方的にそうさせている場合は別として、現場の労働者がそれを求めている場合もあるので、時間単位年休を認めた現在、そのような時間管理も法律で柔軟に認めても良くはないかと、個人的には感じます。

 

 

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