こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。
先日、顧問先様でないスポットのお客様のところに書類を貰いに行ったときのことです。
労働保険の年度更新の資料として、昨年度の従業員の賃金台帳を借りに行ったのですが、そこにたまたま顧問の税理士の先生がいらしていました。
私よりかなり年上の50歳後半くらいに見受けられました。
私は構わずいつものように 「社長、今回は労働保険の年度更新ですから、従業員さんの賃金台帳は平成26年4月から平成27年3月までの分をお願いします。」
「それから、6月分を締めたら社会保険の算定基礎がありますから、そのときは役員を含む4月から6月までの台帳と、同じ期間の従業員さんの出勤簿を借りに来ます。」
そんなことをやり取りしていたのですが、その先生がぼそっとこう言いました。
「労働保険なんだから、役員は関係ねーじゃん・・・」
ハッと振り向くと書類の一点を見つめながらつぶやいていたようです。
労働保険に役員が関係あると言ってはいませんが・・・何なんだ? この人
ついでに社会保険の算定基礎届に印鑑をもらい、総括表付表というものの記載について聞き取りをしていました。
「今は社会保険に加入していない従業員の方はいませんよね?」
これに対して、
「全員入っているだろ!」 とその方。
いやいや、社長に聞いてるんだけど・・・。
今年から、会社法人等番号の確認を求められていますが、登記簿謄本はありますか?
「なんだって?」 とまたその方。
いちいちイラッとくるな! 構わず自分の仕事をしていればいいのに!
そう思ったとき、気付きました。
それを私が大きな声で邪魔していたこと。
自分の仕事を邪魔されてイラッときていたのはその先生の方だったのでは・・・?
自分がイラッときたときはその相手もイラッときている。
初対面で挨拶の前に文句を言う人などいないはず。 原因は自分にあります。