社会保険に加入させろっていうけど、メリットはなに?

2014年11月14日

こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。

 

会社に社会保険の調査の通知が来たら、皆さまはどうお感じになるでしょうか?

〇うちは問題ないから安心

〇知識が無いから不安

〇やばい!

 

実際に、調査の通知を受けた際にご相談を受け、見通しを説明する際に、下の2つに該当する事業主様はよく口にされるフレーズがあります。

 

社会保険に加入する本人のメリットは何か?

本来、メリットデメリットで加入を検討することではないのですが、このようにおっしゃる事業主様の心の内は、「本人も希望してないのになぜ?」 ということがあると思います。

本当は、従業員を社会保険に加入させて保険料の事業主負担をしなければならないことは知りつつ、本人がそれを希望しないから、希望通り加入させず保険料を徴収しない。 それの何が悪いのか?

本人が国民年金や国民健康保険に加入し、保険料を納めているのだから、遡って社会保険に切り替えて還付請求、遡及納付をする意味(メリット)はどこにあるのか?

ちなみに、会社は社会保険の適用を受けているが、従業員を加入させていない場合で、経営者一族が未加入であった例は経験がありません。

だからある程度、本当は分かってるはずだとは思うのですが・・・。 

 

被用者保険と被用者年金

会社が払う給与の中から本人が保険料を支払っているのだから問題ないだろ! 結局、会社は給与として払っているのだ! と思われるのでしょう。 見た目給与は高くしたい・・・。

しかし、健康保険、厚生年金保険の制度は、「被用者保険」 とか 「被用者年金」 とか言いまして、どちらかと言えば税に近い 「国民健康保険」、職業問わず加入する 「国民年金」 とは性格が異なります。

何が違うのか? 私なりの理解をまとめてみます。

「被用者」 とは、会社員とか公務員とか、他人に使用される者という意味であって、経営者や自営業者のように自前の生産手段を持たない人を意味します。

ですから、万一事故や病気で就労できず、唯一の収入である給与を受けられないといった事態に備えるため、必要最低限度の国民健康保険や国民年金よりも手厚い保護が必要です。

要するに、生産手段を持たない 「被用者」専用の保険や年金制度が、健康保険や厚生年金保険である訳です。

 

 法人の経営者も被用者である訳

法人であれば一人社長であっても社会保険に加入する義務があります。 従業員がいれば当然、一定程度の就労を前提にその従業員にも加入義務があります。

従業員は分かるけど、従業員を使う経営者は誰に使用されているというのか?

これは、「法人」 に使用されているという考え方になります。

 

会社のメリットは、求人に求職者が集まり易いこと

家庭があったりして、長期間安定して働きたい求職者は、社会保険未加入の会社には恐らく応募などしてこないと思います。

ですから、会社としては、そのような求職者を集めやすいといったメリットが考えられます。

堂々と 「社保完備」なんて書いている求人もたくさんあります。

従業員を社会保険に加入させるということは、本人だけでなくその家族にも安心を与えます。

逆に、社会保険未加入を求める求職者は短期希望であったり、他に収入があったり、何らか腰掛け的な事情がある場合が多いと思います。

 

労働者のメリットは、安心して働けること

健康保険は国保と違い、働く人を対象に考えているので、「傷病手当金」 とか 「出産手当金」 など勤め人生活で起こり得る、やむを得ない就労不能状態をカバーしています。

また、厚生年金は2階建て年金の2階部分に相当し、1階だけの国民年金に対してかなり有利な制度です。 在職中の給料がたとえ低かった場合でも受給額が全然違います。

このように、社会保険は働く人の老後まで手厚くカバーしているので、その会社では長く安心して働けるのです。

 

 

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