こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。
先日、とある近隣士業の方からご紹介を頂き、雇用保険の事業所設置手続きを行いました。
この事業所様は、『便利な店』 という、私としてはほとんど関与しない分野です。
雇用保険すら入っていない
まあ、そんなもんだろと思っていましたが、ここは法人です。
雇用保険どころか、社会保険も強制適用の事業所様です。
私は、どちらかというとこの分野よりも事業規模の大きな事業所様との顧問契約を頂いていますので、ここまで小規模な事業所様は付き合いがなく、事業主の方がどういう方なのかよく理解していません。
『社会保険なんか払ってたら会社つぶれるよ』 とか、『勧奨なんか全部無視してるよ』 などと私に言うのです。
知ってはいましたが、こういう事業主もいる!
社会保険制度は、国民の相互扶助によって皆が安定した生活を送れるようとの精神で成り立っています。
経営者にとっては、事業経営の基本的ルールでもあります。
このルールは憲法に基づくもので、これを無視して自分だけ得することだけを考えるのは、日本では許されません。
経営者は社員の幸せ、顧客・地域の幸せ、家族の幸せを考えるべきとよく聞きますが、私もそう思っていました。社会保険はまさにその精神です。私の関与する事業主様はこのことが共通認識としてあります。
違法なことは承知の上で 『社会保険の加入なんて、絶対しませんよ! わっはっは!』
そういえば、そういう人、業界もあったなと、久し振りに思い出しました。