こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。
このところ、日に何度も営業と思われる電話が来ます。応対することはありませんが、仕事中にあまりに迷惑なので対応するアプリを購入しました。
先程も掛かってきましたが、業者名が画面に表示されている。おー凄い。当然着信には出ませんでした。
かつて、このような業務を行う顧問先様があったので完全に否定するつもりはありませんが、やはりこのような電話が掛かってきたときは、拒否反応が先に出ます。
その顧問先様は事実上廃業しています。その顧問先様の電話番号をネットで検索すると、やはり迷惑電話との投稿がありました。
思えば、従業員の募集も、採用も、教育も、労務管理もすべて独特でした。募集地域での時給単価を高くして社会経験がなく無知な学生や主婦などのアルバイトを勧誘していました。教育訓練はどのようにしていたのでしょうか。私には分かりませんが、とにかく離職率も凄かったです。採用初日から出勤なしなんてことも珍しくなかったです。私は入口から間違っていると何度もアドバイスしました。
雇用保険や社会保険に加入する条件で雇用しても、本人がシフトを守らない。そもそも労働契約という概念が欠如していました。管理する地位にある正社員等も架空の契約を報告するし、助成金欲しさによく分からぬコンサルタントと称する業者の誘惑に乗っても、そもそもそういう管理者なので失敗する。条件がそろっていれば私がやるので止めとくように言ったんですが・・・。
さらに、雇入れ当初の労働契約が確定していないので年次有給休暇など管理しようもないのに、退職者は残った有給休暇を取得したがる。
契約の取れるアルバイトをシフトに入れて、そうでない者はシフトに入れない。だから労働条件など当初の契約をお互いに守れない。そのために契約上の労働条件など確定できない。そりゃ揉めるだろうな。
今日掛かってきた電話もそんな労働者からの電話であり、ノルマに追われた必死の行為だったのかと思うと、着信に出ない方が、その方の心が傷つかないと思いました。