こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。
年度末になると思い出すことがいくつかありますが、ハローワークで「言っておきますけどその会社、大変ですよ・・・」 と言われたこともその一つ。
もう何年も前のことですが、これは印象深かったです。
大変だというのは、ハローワークの窓口担当者としての立場でそう言っているのであって、経営的に厳しいことではありません。
どういうことかと言えば、現在も顧問先様ですが、当時、新規で顧問契約を頂き初めて離職票を提出したとき、その会社では人事異動が激しく、総務担当者が頻繁に入れ替わるので、離職票一つとっても書類不備が多く、何度も足を運んでくるので大変だということを言っているようです。
つまり、そのような書類を作成できるようになると、その担当者は総務部門から異動になるので、いつまで経っても安定した処理ができる担当者のいない環境だということのようです。
それを聞いて、私はこう思いました。
そういう企業こそが社会保険労務士を活用すべきだ!
経営者様が、自社の従業員各々に、あらゆるスキルを身につけさせようとジョブローテーション等を考えていたとします。
その中に、不備なく一回で離職票の交付が受けられるスキルが含まれていたとすれば、それは会社の利益になるでしょうか?
その習得のために何度もハローワークに通わせる負担を企業はすべきでしょうか?
例えば、私の場合ですが離職票の処理に掛かる時間は、場合によっては複数あっても1時間も掛かりません。ハローワークに足を運びさえしません。確認書類の照合省略を受けていてしかも電子申請ですから。
これを自社で育成するスキルとは思えません。
社会保険労務士事務所では育成すべきスキルではありますが、短時間で大量処理を行うサービスが利益になるという違いがあります。
現在、この顧問先様と当事務所は、安定した事務連絡体制ができていて、安定かつ早い、しかも安いというところでお互いに利益を享受しています。
当事務所とご契約頂いた経営者様のご判断は、大変に大正解だったと言えます。