こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。
明日から「雇用調整助成金等オンライン受付システム」がスタートすると発表されました。
原則事前提出が必要だった計画届も事後提出が可能となり、今回の簡素化措置でさらに提出自体不要になったようです。確認していませんがたぶん6月30日までのことでしょうけど。
とはいえ、オンライン申請が可能になったのは実務的にはかなり便利かと思います。書類作成自体は変わらないのですが、その書式の変更が激しくて大変なので、いつも最新書式をダウンロードして作成でき、そのままPDFにして送信できれば便利ですね。
通常の社会保険労務士業務では当たり前なのですが、なぜこれまで対応してこなかったのか。通常の電子申請と同じような仕組みになればかなり普及するでしょう。
しかし、そこで問題となるのが社会保険労務士と契約していない個人事業主とか、小さなお店等が今回はターゲットだということ。
先日テレビを観ていたら、都内で3店舗経営するという焼き鳥屋さんの店主が雇用調整助成金を「行政書士さんに依頼したいがそこそこの手数料が取られるし・・・」といっていました。
私は行政書士ではありませんので、そのようなお店との契約はありませんが、他方で行政書士の先生としても社会保険労務士でないので助成金の申請を代行することができません。
とはいえ、両方の資格で開業している先生も多いです。大抵はどちらかをメインとしていることが多いので、今回のオンライン受付を機に行政書士メインの先生も代行してくれるかもしれません。そうでなくても社会保険労務士の先生を紹介してくれるかもしれませんね。
社会保険労務士専業の私としては、オンライン不可だったことが大きなボトルネックになっていました。これさえなければって感じです。
いずれにしても手数料は仕方ないですね。