こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。
私は子供の頃から冬とか雪とか心の底から大っ嫌いでした。異常に寒いうえに雪という日常生活に支障をきたす自然の産物に対応する行為が無駄と感じて仕方ありませんでした。こんなに迷惑で邪魔な雪の降る場所に暮らすメリットは何もない!冬は毎日自然災害にあっているとさえ思っていました。
大人になってからも、スタッドレスタイヤだとか灯油だとか、除雪だとか、とにかく費用を個人負担することにすら本当に抵抗を感じていました。なぜこの日本海側の東北で暮らしているのか考えれば、たまたまこの地に生まれたからです。それ以外の理由は一つもありません。大人になったら絶対に雪のない地方で暮らそうと本気で思っていました。なのに札幌に行ってしまったのですが・・・。
両親は東北と縁もないところから移住してきたからか、私自身ウィンタースポーツなんて全然知りません。寒いのは仕方がない、せめてあの容赦のない雪さえ降らなければ・・・。酒田も昔は今とは異次元の降雪量でした。
しかし、今は一転、雪が積もる東北か北海道でなければ、なんて面白くない冬なのだろうと思うようになりました。なぜかは分かりませんが、自分でも驚くほど発想が転換しました。他地方の雪のない寒いだけの冬は苦痛だろうなと。札幌程とは言いませんが、酒田も昔くらい降ってくれれば楽しいのに。
若いときと今とでは考え方が変わったと思います。雪が邪魔だと思っていたときは生活に余裕がなかったんでしょうね。出勤前の駐車場の除雪とか、雪による交通渋滞とか考えなくてはいけなかったので。
でも今は、自動車も4wdや雪の上を走れるタイヤがあるなら、それを買ってあちこち行って雪を楽しもう。子供とウィンタースポーツを楽しもうと思います。せっかくこの地方に暮らしているのです。
昔、聞くだけで嫌気がさしていた「冬型の気圧配置」とか「西高東低」という単語が、今は私に高揚感すらもたらしています。