こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。
数年前まではこの時期になると顧問先様から忘年会のお誘いがありました。
あれ、私はちょっと苦手なんです。なぜかというと、従業員の皆さんの前でスピーチを求められたり、皆列になってビールを接ぎに来るからです。そういうの緊張するんです。
とある顧問先様に初めて参加したとき、指定時間に会場に着いたら、皆さん既に会の開始をシーンと待っている状態でした。なんだこの緊張感。
多くは宴会の前に社内の表彰式などがあって、来賓として扱われます。だから待っていたというのです。来賓の議員の先生や他士業の先生方と一緒に扱われます。いや、私はそんなお偉いさんじゃないですから。
従業員さんは名前だけは知っていますがまったく面識のない人ばかりです。アッ、この人があの人なんだ。何だか歴史上の人物に会ったような感じです。いつも画面上で見ているのは文字の個人情報だから。へー、こういうこと言う人なんだと驚いたりもします。ビンゴ大会も定番ですね。カラオケも。へー、この人ってこんな面白い人なんだ。
忘年会ではありませんが、とある顧問先様の会に誘われたとき、隣の席の先生がカラオケでノリノリだったのを見て、やっぱり皆好きなんだなと思いました。90年代のロックが好きだと言ったら「それは新しすぎる」と。若いときにバンドしていたと聞いてなるほど。
あのときは私もそうでしたが、式典の後に宴会の予定は聞いていなかったので、その先生が奥さんに「今日の飯は要らない」と電話していたのを見て、敷居の高い近寄りがたいと感じる先生も普通の人なんだと何だか身近に感じたのを思い出します。
今年は70%の企業で忘年会しないと報道されていましたが、こういう宴会はもう誰もしないのかな。元々そんなに好きではないのですが、消滅は寂しい気がする。