こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。
今日は久しぶりに顧問先様を訪問していわゆる「雑談」をしました。最近は訪問すらほとんどすることなくなったので本当に久々の経験です。
今回は年金に関してですが、ネットや新聞報道によると在職老齢年金の支給停止基準額見直しとか、マイナンバーによるなんとか、働き方改革とか、そんな政治的な話題が様々あるようですが、現在の実務に関しては関係ないので私から触れることはありません。必要なら雑談でなく通知します。
しかし久々にそんな雑談に対応しながら、なんだか遠い昔の記憶がよみがえってきました。不思議な感覚です。なんだろう、この実務を離れた一般的な会話は。
随分前に、こんな会話を誰かとした気がする。どこで誰とだったかは覚えていないがそんな気がする。どこかの相談会場だった気がする。ではそのときの相談者か?
思い出した! そうだ相談者だ!
確か、あのときはマクロ経済スライド導入で年金が「100年安心」とかいわれて、これが新聞などの報道によって話題になったときです。もう15年くらい前でしょうか。その当時、何かの相談会で相談者の方に「それは本当だと思うか?」と聞かれたのです。おそらく社労士会主催ではない相談会です。
多分、社会保険労務士が珍しかったのでしょうが、そんなこと、本来私に聞くことでもないのです。しかし「本当です」といいました。その意味は、国にとって年金制度は廃止することなんてできないからです。
だから、どんなに無理があろうと国はなんとかかんとか給付と負担のバランスを取りながら続けるしかないのです。そのうえで「100年後に年金制度は存在するかといえば、それはするから安心だ」という意味です。今となってはそれすらも・・・
今の給付水準が100年間維持できるかと聞かれれば間違いなく無理です。当時でさえ、そんなことが可能だとは誰も考えていなかったはずだと思っていました。厚生労働白書で当時からそうなっていましたから。だからマクロ経済スライドの導入だと思っていました。
これが「老後2000万円問題」とか報道されて、再度話題になっていますよね。年金だけで生活することが100年後も可能な訳ないじゃないですか? 本気でそう思っていたのですか? 逆に聞きたい。
一方、離婚分割なんてもう誰も覚えていませんね。これも話題になったのですよ。
報道による人々の雑談ってこういうことなんですかね。