こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。
GoToキャンペーンとかいう、政府の旅行促進策みたいなことが始まるそうですが、各県の知事からはあまり評判は良くないようですね。
山形県もこのところ感染者が確認されているようですが、いずれも首都圏経由だと聞きますので、やはり首都圏からの観光客が大量に来県するのは、業界にとって嬉しいけど、県民とすれば今だけは迷惑ってとことなんでしょうか。
そりゃそうですよね。7月豪雨の被災地では、復興ボランティアの募集でさえ同県民に限っているみたいなので。しかも、県外から応援派遣された公務員から実際に感染者が出たらしいですし。
山形県では自動車教習所で感染が発生しているようです。それも同じ事業者から2回も。首都圏からの合宿教習生を募っている業者さんと聞きます。業者名も公表されていました。
この業者さんは今後どうするんですかね。これを続けるのか中止するのか。
元々、地場で商売してきたものを、少子化とかの影響で成り立たなくなって始めたのがその事業ではないのかなと想像します。そのための専用の合宿所なんてのもあるのかな?
このような事業は全国の同業者でも行われているのか分かりませんが、いずれにしても首都圏マネーを少しでも勧誘しないと生き残れないための苦肉の策だと思います。地場で成り立っていれば必要ないのですから。
しかし、今回のコロナのようなことが起きれば、地元住民や元々の地場の利用者からの目はより厳しくなって、もうその地域の業界における競争力はほぼなくなると思います。だから、そもそもの地場での商売もできなくなるのではないかと思うのです。
これって観光業もそうだと思うのです。特に民間の宿泊施設。
今回のGoToのことは詳細全然知りませんが、これによって地元の宿泊施設は一時的に売り上げが確保できたとしても、その後、宿泊客が帰宅してから感染確認とか報道されたらヤバくないですか?
報道では、従業員の検温とか施設側の条件を設けるとか大臣が言ってましたが、感染源はそこではありませんよね。首都圏からのお客様です。
自動車教習所が今後経験するかもしれないように、宿泊施設も地元のお客様さえ失うかもしれない。旅行者も、受け入れ施設も、このリスクを冒してまでそこまでするのかな。
あと、GoToでも誰も来なかったとすれば別の問題ですよね。私はこれで維持していけることを望みますが。