こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。
さっきまでやっていた離職票の交付処理ですが、もう疲れて明日にします。
農村部の建設会社なのですが、ここの離職票はかなり面倒くさい。なぜなら、対象労働者が農家だからです。農家と建設業、この組み合わせは相性が良いのです。
雇用契約という法律上の凝り固まった概念がない組み合わせなので互いに好都合のようなのです。ただ、従順な労働者でもないので労使の対立も起こりやすく、退職なのか何なのかよく分かりません。
こちらとしては、期間を定めて季節雇用にすればいいと思うのですが、そんなの関係なくお互いの都合でなんとかしようとします。だから農繁期に自己都合の欠勤が長期間あったりします。
そんな人でも離職票は要求するんですね。こういう人の離職票は結構作成が複雑なのです。
季節雇用でもないため普通に退職前の要件がないと受給権がありません。そのため日数を正確にカウントしないといけません。しかも、日給制なので退職は賃金締め日もお構いなし。730日の就労記録を全部数字にしろってか。
農業という生業があるなら失業でもないのになあ、この作業の意味って何なんだといつも思っています。出勤日数がまばらなので一枚に収まらず、通常には不要な続紙も必要だし、手間だけは通常の倍は必要。