こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。
会社内で事故による負傷者が出たら、つまり労災事故が発生したら会社は多大な責任を負うことになるのではないか。もちろん重大な事案ではそうなります。
しかし、些細な労働災害など普段から日々起きているし、労災保険の利用は健康保険と差がないことを電話で解ってもらいました。
労災は死傷病報告が必要なので、必ず私に報告すること。医療機関には5号様式を、休業が必要なら8号様式を監督署に提出することなど説明しました。会社で医療費全額や賃金を保証する場合でも、死傷病報告は最低でも必要です。
実際の報告内容はどんなものか教えて欲しいというので、他社で起きた事例を紹介すると、まるで目からうろこが落ちたかのように驚いていました。
「蜂さされでも労災なんですか?」、「通勤や業務災害ならそうですよ。」
間違って健康保険証を使ってしまったらあとが面倒です。初診のときにある程度医療機関の方で判断するようなのでそれに従うか、初めから仕事とケガの因果関係を伝えた方が良いです。
経営者として、これが労働基準監督署という役所に伝わるのが何となく嫌なんでしょうか。全然問題ないのです。ただ、労働基準監督署の「監督」の文字に嫌悪感を感じるのだろうか。
普段の調査でも是正勧告をもらうことはありますが、あれは行政指導なので怖いことでも何でもないのです。なのに経営者の皆さんはすごい気にしますよね。
そんなに嫌いなら私が代行しますよ。労災ならきちんとその線で処理しましょう。