危険生物の所有には重い責任がある

2021年6月10日

こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。

昨年の夏ですが、子供と近所の浜辺に魚釣りに行ったとき、とんでもない危険生物が釣れてしまい扱いに困ったことがあります。

ゴミかと思ったのですが、引き寄せてみると何か生き物のよう。

図鑑好きな子供に見せると「オニダルマオコゼ」だといいます。

なんだそれ、ゲームのキャラかなんかだろ。

見たことも聞いたこともなかった生物だったのですが、ぱっと見でヤバそうな感じなので、放置して帰る訳にも行かず、とりあえずタオルで包んで持ち帰りました。

帰って来て子供に見せられたのが「危険生物辞典」。そこに「オニダルマオコゼ」が確かに載っていた。魚類最強の毒を持つそうで、蛇のコブラの数倍強いとか。沖縄ではその毒でダイバーの死亡事故もあったとの記述も。

貨物船か何かにくっついて来たのかも知れませんが、そのままその浜辺に帰す訳にも行かないと考え行政に報告をと、1週間くらいタッパーで飼育しました。たまたま昔、熱帯の海水魚を飼育していたので可能だったのです。

とりあえず酒田市役所に電話。事情を説明した結果取り次いでくれたのが海上保安庁。絶対違うだろと思いながらそこに掛けてみると、今度はまた別の県の水産関係の役所を紹介され。

どこか忘れましたが、最終的に「開放して問題なし」との回答の結果、元の浜辺に戻しました。

過程のどこかで「水族館展示を希望しますか?」 など聞かれ、それはそちらの判断だと。趣味で飼っていた生物ではないのです。発見しただけで「所有」なんて意識がありませんから。

そんな感じのことを、少し前の横浜のニシキヘビ脱走事件で思い出しました。あれは、行政への届出さえあれば違法でもなかったとか。知らなかったとしても蛇を「所有」したいのかな。

生物、特に危険なやつを所有する主の責任は重いよなと思いました。

 

 

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