こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。
この仕事をしていると、顧問先様のために顧問税理士など他の士業の先生方と協力したりされたりすることは多く、それを通じて個人的なお付き合いになることもあります。共通の顧問先様以外のことで相談したりされたりですね。もちろん守秘義務はお互い守っている前提ですが。
私の場合は、そうではない本当のプライベートなお付き合いもあります。資格は異業種ですが士業同士の飲み仲間のような関係です。
士業の世界では、相手がどの国家資格であってもお互いを「〇〇先生」と呼びます。社会保険労務士同士でも開業歴とか年齢は関係ありません。飲み会でも「〇〇先生」です。それがなぜかは知りません。
ところが、私のことを「村西君」と呼ぶ人が一人だけいるのです。その人は私のずっと年上なので、私が比較的若いからそう呼んでいるものと思っていました。顧問先様を紹介してくれたりして、全然悪い気はせず、私はその方を先生と呼んでいました。ちなみにその人は社会保険労務士ではありません。
初めはそうだったのですが、複数の紹介された顧問先様からその人に関する不満が聞こえ出し、次第に私でさえ、この人は本当にその国家資格者なのだろうかと疑問を感じ始めました。それになぜ私を「君」というのか。年齢差は関係なくお互いを「先生」と呼ぶ士業の世界の人なのだろうかと。
全く悪意も何もなく良い人なのですが、その人の同業の先生にその人のことを聞いてみました。すると、「知らない。」とのこと。
全部かどうか分かりませんが、士業は県単位の「会」があり、地区単位の「支部」があります。少なくとも社会保険労務士はそうです。それで、同じ支部の会員を知らないことはありません。
結局、その方は士業の世界の「先生」ではなかったということが分かりました。長年経験のある資格を持たない職員だったのです。本人から「〇〇士が言ったこと」なんて発言もあったそうで、経験は貴重ですがウソはいけないよな・・・と思いました。