こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。
社会保険の算定基礎絡みの仕事が終了して、このところは就業規則の改定手続きの仕事をしています。
もちろん、改定の必要性を説明した上で顧問料とは別にご請求させて頂いていますが、思い起こせば、昔は新規で顧問契約を頂いた場合は契約外なのに無料で就業規則の新規作成していました。これは、今後顧問先様として関与していくに当たって不安な就業規則ばかりだったからです。
ハッキリ言って、就業規則なんて真剣に読み込む人はほとんどいません。ただ、何か問題が起きたときに対応しようといざ読んでみると何の方向性も示していないものが多いのです。それどころか、余計なことが書いてあるから問題が大きくなりそう。特に賃金規程の意味が不明な場合は多いです。
就業規則の評価をするときに見る点は、
〇記載に不足がないか
〇余計なことを書いてないか
〇用語の定義が統一されているか
シンプルにそんなもんです。もちろん、法律等に違反する箇所がないことを前提にしますが。
あと、自分が作成した就業規則だと「第〇〇条のどこどこになになにと書いてあるので、今回の事実とこれに基づいて説明やら処分をこのように検討してください。」とアドバイスが具体的になります。
だから、顧問先様が私の知らない何かのひな型みたいな就業規則や、どこかのコンサルタントとかいう人が作成した就業規則がそのままある場合、私自身が困るのです。そういう就業規則で自分が困るのは嫌だし放って置くことはできません。
昔はそうでした。今は新規の顧問先様でも、その経験に基づく就業規則を無料提供はしていませんが。