こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。
私はいわゆる就職氷河期の世代なのですが、当時の当事者としては全然そんなこと知りませんでした。話題になってきた最近ですよ、知ったのは。「あ、それって私も含まれる」と。
しかし、思い起こしても新卒である程度希望通りの就職ができましたし、周りにも非自発的な非正規雇用にならざるを得ない人はいなかったと思います。
とはいえ、就業上の職務内容や待遇とかに関して妥協や苦労を繰り返してきたことは事実ですので、楽に暮らすことなど目指すことはなく、仕事とか生活って皆そうなんだと思っていました。
かなり前のことですが、バブル世代とされるその当時サラリーマンの人の話では「あの頃は良かった」とか聞きました。その話を聞いたときその人は非正規雇用でした。サラリーマンで何が良かったのかは不明です。
バブルの話など実体験のない私には分かりませんが、私はそれに憧れたり恨んだりする気持ちはまったくありません。そんなこと考えても仕方がないし意味がない。そもそも知らないんだから。
年金制度もいつの世代に比べて損しているとか、そういう人が感じていることって、考えるだけ非生産的なことばかりだと思うのです。そんなに自分だけ得をしないと損なのか。
団塊世代とかそのジュニア、バブル世代、氷河期世代の各通常の労働者で各々同じ境遇のもと、同様に努力を尽くした現在の非自発的非正規ってどれだけいるのだろうか。
同一労働同一賃金の説明を求められている今、問題はここだと思いますよ。要するに「契約社員」とかいう中途半端なよく分からない立ち位置の人。自分は非正規雇用だと自覚していないかも。だから不満が蓄積している可能性も。
これに対して短時間の人はそこそこ問題ないんじゃなんかな。だってパートなんだから。