こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。
毎年GW明けから始める労働保険料の年度更新ですが、今年はすでに手を付けています。
申請用紙も申請プログラムもない状態ですが、データ作成だけでも今優先してしておくのが正しい気がします。この先何が起こるか分かりませんから。
昨年の今頃、社会の空気がどんなだったか思い出してみてください。
「平成最後の~」とか「令和初の~」とかいっていたのですよ。もうすでに懐かしい。
この年度更新という作業は、毎年順次電子化を進めていたにもかかわらず、最後の課題が残っていました。
申請自体は電子申請であっても、最後の「納付」のための納付書だけは回収して記載後手渡しするか郵送するという必要がありました。そのためには、私としても基本的に1度は訪問する必要があったのです。
顧問先様としては、納期限までにその納付書を金融機関に持ち込み納付手続きをしていた訳です。生産性がないうえに、このご時世避けるべきですよね。集中して混みあいますから。
昨年、これも必要ないように、すべての顧問先様のご協力をいただき口座振替に切り替えさせていただきました。これで本年度は、保険料の納付まで含めて完全に電子化できましたので訪問不要。しかも顧問先様も金融機関に行くことが不要となります。
酒田市内では年度更新を電子申請で行い、かつ保険料を口座振替にしている事業主などどれほど存在するだろうか。社会保険労務士としても最初は手続きがとても面倒だから。
そのときは紙に書いて郵送したり銀行まで行って納付した方が楽だと思います。それは私も同じです。ルーティンだし簡単なので。
しかし来年同じことが簡単だとは限りません。
私は別に現在のそれを予測していた訳ではありませんが、やっておいてよかったと思います。例年2月に通知が届きその年度分を締め切るらしい口座振替の申請を7月にまとめてしました。金融機関の窓口でも、その時期あまり見ない申請書だったらしく混乱があったそうです。
その書類を取り寄せたときの監督署の反応も、今年の年度更新は終わったのに、なぜ今?って感じでしたね。
もう今後、何が起こってもおかしくない。これは私が東日本大震災で非常に強く学んだ教訓です。