こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。
今回の年度更新で、労働保険料の納入の際に、ついでに金融機関の窓口に口座振替の依頼書を提出して欲しいとすべての顧問先様にお願いしてその用紙をお渡ししておりました。そうすれば、次からは納付書が不要となり納入期限も先延ばしになるからです。これは私にもメリットのあることです。
このために、事前に労働基準監督署にその用紙をまとめて30部送って欲しいと頼んだ際は、口振推進にご協力ありがとうという対応でした。
ところが、ある顧問先様が実際に金融機関の窓口にその用紙を提出したところ、金融機関から労働局に回送される複写書類を預かり拒否されたというのです。銀行名と支店名は伏せますが、その銀行は顧客に対して「自分で郵送しろ」と言ったのかどうか分かりませんが、要するにそういうことなのかと思います。
その顧問先様からその旨の電話があり、私はその銀行がなぜそんなことを言うのか分からなかったのですが、理由は何にせよ、とりあえずそうすれば良いんだなと考えました。
顧問先様には銀行が労働局に回送する用紙だから、窓口担当者にそう説明するように言いましたが、随分抵抗されたとのことで、銀行側の理由は知らぬが揉めても仕方ないので、その方が手っ取り早いと思ったのです。そこで「では、その用紙を私に送って下さい。」と言いました。
顧問先様から届いたその用紙には確かに銀行の確認印があり、それをそのまま労働局に私から郵送すると事前に電話したところ、労働局は、通常の流れでやってくれと言うのです。つまり、銀行から送付しろということです。
そこで、「理由は知らぬが、その銀行が拒否しているのだから私が預かっている。」と言っても、それは銀行に提出するようにとこだわるのです。
何か理由があるのか?と聞くと、事業所の負担になっては困ると言うのです。ちょっと意味が分からない。そのまま受理してくれた方が負担にならないのですが・・・。その銀行に取り扱いを指導するとか言っていましたが、それより今回は私から受理してくれた方が有り難い・・・。
そんなことを顧問先様に説明して、再度書類を送り返して銀行に持ち込んでもらいました。そうしたら、その銀行は相変わらずの態度だそうです。何度言っても「そちらから郵送するように」と繰り返されたそうです。
結果的にはやり取りの末、銀行の窓口担当者か誰かが労働局に電話して「それは銀行が預かって労働局に回送するように」ということになったようです。初めっから顧問先様がそう言っているでしょ!
労働局も銀行も、お互い確認し合ったりしないのか。
労働局は事業主(担当社会保険労務士)を信頼していない。銀行は顧客を信頼していないということなのか。と言うより、両者極めて事務的に処理するよう担当者の教育が徹底していますね。
特に銀行、担当者は確認もせずに顧客の主張が間違いだと思い込みで決めつけんな!
労働局、そんなことにこだわるな!(理由があれば別ですが)社会保険の場合は銀行からの回送ではないので。
顧問先様だけに時間と労力を負担させてしまい反省します。