こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。
休日、家にいると「宿題やれ」とか「勉強は!」といわれるのが嫌だから、とにかくどこかに出掛けようと訴える子供を連れて、近所の海岸に魚釣りをしに行きました。正直面倒くさかったのですが。
まだそんなに暖かくないから海に入ってはいけないといっていたのに、釣り場に着いたとたんさっそく服のままでジャブジャブ入ってるし。
ただでさえ学校が休校していたので勉強が進んでいないうえに、家でも勉強したくないからと海まで連れて行けばこのありさま。まるでトム・ソーヤです。
よその子供たちってどうなんだろうとよく思います。こんなに勉強が嫌いだったり約束が守れなかったりするのだろうか。家で宿題終わらせて、空いた時間でおとなしくゲームでもやって過ごしているのではないか。
やっぱりうちの子供だけ変わっているのだろうか・・・かつて、担任の先生には「学校の成績として評価すること以外は断トツなんですけどね。」と聞いているし。本人も授業や勉強がなければ日曜日でも学校に行きたいらしい。
そんなことを考えていましたが、その日は何も釣れない。もう帰ろうかとしたとき、何かゴミのようなものが引っ掛かってきました。
ゴミに見えますが、見たことのない魚が釣れていたのです。かなりグロテスクですが、何かオコゼのようにも見えます。これを見た子供は「オニダルマオコゼ」だよと。
初めて見る種類で、それも聞いたこともない種名なのですが、子供いわく「図鑑で見たことがある。」
適当にいっているだけだろうと思いましたが、一応バケツに入れて持って帰って家にある「釣り魚図鑑」で調べてみました。大抵はこれで判明します。
「オニオコゼ」は載っていましたが、やっぱりそんな種名は記載がありません。写真と見比べてもかなり差異があるのです。やはり「オニオコゼ」ではないようです。
だから「オニ【ダルマ】オコゼ」だって何度も子供がいうので、ネット検索してみました。どうせ、漫画かゲームのキャラか何かだろ、と思っていたのですが、そしたら本当に「オニダルマオコゼ」がいたのです。写真と見比べても間違いないようです。
聞くと、学校の図書館でよく図鑑を見ているといいます。それは聞いていたが、どんだけ見て記憶してるんだよと思いました。
なぜ庄内の海にいる? そもそも、沖縄などの南の海の猛毒種らしいので、庄内の釣り人の間では常識的な知識とは思えません。でも小学生が知っていた。
学校の成績で、算数とか国語とか全然だめでもこんなレアな知識があるのか。どこか、なにか算数とかの教科書も工夫できませんかね。