こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。
信じられません。もうご存じでしょうか、このニュース。尼崎市の個人情報入りUSB紛失事件。しかも、紛失した本人が飲み会で気付いたらカバンごと無くなっていたという話。
紛失したのは市の委託企業の社員だそうですが、これは相当にまずいことだと思います。市がどこに委託しようが市民としては知ったこっちゃありません。市がやらかしたことになるのは当然です。
しかも、紛失した個人情報というのは全市民分だそうです。
市がそんな感覚で市民情報を扱っていると思われても仕方ありません。これは単なるワイドショーのニュースで済むことでしょうか。
少し前に、とある教育関連企業が管理する個人情報が漏洩して何十億と掛けて処理したと聞きました。これを聞いて私も個人情報を扱う個人としてはかなりの保険を掛けて、さらに情報の保管を事務所内では行わず外部サーバーにしました。費用は全部自己負担です、当たり前ですが。
今回も市としてはそんなどころではないセキュリティを備えていたと思いますが、物理的に持ち出して紛失なんて考えていなかったのでしょう。
持ち出した本人はそんな重みを感じていなかったのでしょう。それを持って飲み会に行ったのですから。しかもコロナがまだあるのに。
国内ニュースでは給付金詐欺とか重大なものがありますが、私としてはこれがトップになります。行政の信頼を台無しにした事件です。
マイナンバーを推進したい国としては、地方でこんなことがあっては怒り心頭なのではないかな。結果として漏洩はせず被害が無かったからOKってことには絶対にならないと思います。マイナンバーなんてそもそも信頼されていないから普及が遅れてる。