こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。
私は毎日誰かの退職願いを見ていますが、ふと、どんな気持ちで書かれた退職願いなんだろと思うことがあります。私も書いたことがありますが、決して楽しい気持ちではないはず。
特に次の職場が決まっていなかったり、家族に言ってなかったりすればかなり迷いがあるでしょう。そんな不安と葛藤の中で書かれたものかと思います。
特に、職場の人間関係の都合とか、会社の退職勧奨によるものであれば悔しさや悲しさもあるでしょう。それも分かります。
先日、事業主の都合による離職で離職票を出しました。その従業員さんは問題行動が前からあって、社長が本人のある悪意的行動をきっかけに辞めてもらうことを決断したそうです。
これを聞いて、私としては解雇はできる限り避けて欲しいので、先に退職の勧奨をして欲しいと頼みました。これで合意が得られれば解雇ではありませんから後からもめることは普通はありません。だから合意書を作ってそのうえで退職願いを受け取って欲しいのです。
それでもダメで、解雇しかないとなったときに検討して欲しい。解雇はリスク大の最終手段です。
そのための打ち合わせやシミュレーションもします。当日本人と話す場には誰に同席してもらうとか、どんな書類を用意するか、いつやるかなど事前に話し合うのです。いつも私に同席してもらいたいと頼まれるのですが、それはできません。
こういうことはまったく珍しいことでも何でもありません。私にとっては日常です。幸いにもすべて成功しています。
ただ、大抵こういうときの退職願いには何か一言書いてあるのです。一身上の都合でではなく「会社に言われたので退職します。」とか。
今回珍しいのは、「私の〇〇が改善しないので・・・」と書いてあったのです。えっ、まじめに反省してる? もともとそんな悪意のある問題社員だったのだろうか。これ添付したら職安からも聞かれました。