こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。
先日、TVで感動の話を聞きました。運転中だったのでそんなに詳細ではありませんが。
東京五輪でメダルを取ったどこかの国の選手が、そのメダルをオークションに出していたという話です。
日本でもメダリストがメダルを提げて市長を表敬訪問したときに、市長がふざけてそのメダルをかじったとして問題になりました。
そんな貴重で大切なメダルを、同じメダリストでも外国ではオークションに出す人もいるのかと驚いたのと、やっぱり選手もカネ目当てかと憤慨しましたが、そういうことではなかったのです。
その理由は、国内で重い難病を抱えて生まれてきた8か月の赤ちゃんの治療のため、その資金に充てるためだったのです。自分の金銭欲のためではなかった。
「メダルは困っている人を助けるためのもの。」
しかもメダルはカネのように分割できませんから全額ということらしいです。
人生を掛けて想像を絶する努力の末に世界大会最高峰で手にしたメダルの全部を難病の赤ちゃんを救うために捧げたのです。自身も重い難病で苦しんでいたとのこと。
感動しませんか?
そのメダルを落札したのは国内のコンビニ最大手企業とのこと。さすがにこちらは商業利用のためか。
営利企業なら仕方ないが、どうやってそれで儲けを生み出すのか。いずれにしても何か利用価値を考えてのこと。リターンのない投資などしませんから。
ところが、その企業は落札後「メダルはメダリストのもとにあるべき」と、その選手に戻したというのです。実は支援の寄付だったのです。
五輪大会なんて興味がある人の存在自体が不思議とさえ思っていましたが、この話には感動しました。