こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。
警察の取り締まりに捕まっている車を見ると、多くは業務中の車です。営業車とかトラックとか移動用のバンだったりします。
しかも、車両に会社名や電話番号が書かれていることも多くあり、私はこのような場面を見るたびに「なぜそんな感覚で運転するかなあ・・・」と思います。
というのも、会社名など見たら分かる車両であれば、そのドライバーの行為がその会社の行為だと見た人に印象付けてしまうからです。そういう意味で、自己所有の自家用車と重みが全然違いますよね。
自家用車でスピード違反しようが事故を起こそうが自己責任じゃないですか。でも、社用車でそれをやったら自己責任では済まないと思うのです。
警察に捕まらないまでも、運転マナーが悪いと会社に苦情が来ます。私もこの場合の対応などご相談は何度か受けていますが、それは、会社の社員教育がその程度だと見られて仕方ないと思っています。
ゴミの投げ捨て、タバコのポイ捨て、あおり運転、迷惑運転など、結構市民は見ています。
何年も前のことですが、社用トラックに目立つ広告を掲げて走るドライバーが窓からタバコをポイ捨てしました。これを妻が後ろから見ていたらしく、私に〇〇の会社だったよ最悪だよねーと。
そんなことを聞いて私もそんな印象を持ちましたが、後日その会社から顧問契約の依頼があり少し迷いました。そんな印象だからです。でも、まったく問題なく今も顧問先様であります。
一人の行為が会社全体の印象を決定付けることがあります。
それと、印象だけの問題ではありません。その車両で第三者に対して何か損害が起こったときに、使用者責任が生じる可能性が高いです。