間違いは誰にでもあると言っても、プロなんだから・・・

2018年6月29日

こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。

先日ご来所された新規のお客様がおっしゃっていたことです。そこの会社様もかつて他の社会保険労務士事務所に顧問契約で業務委託されてたそうですが、顧問契約を解約したというのです。

私も、事業廃止や統廃合など様々な事情で解約された経験はありますが、その会社様はそうではなく、事業は継続というか拡大中だそうです。そんなに小さな会社でもないようで、社会保険労務士のニーズは確実にあるはず。その証拠に今ご来所されています。

せっかく社会保険労務士事務所に委託して、給与計算まで任せていたのに、なぜ解約したのだろう?

給与計算というのは毎月必ず発生するので、委託する会社と受託する社会保険労務士事務所でお互いに役割分担と毎月のルーティンを確立しなければなりません。会社様としてもそれは時間も労力も掛かったはずです。それは、私も給与計算を毎月数百人分もしておりよく解ります。

聞いてみました。「何かあったのですか?」同じ社会保険労務士としては聞きたくないけど聞きたいことです。

「給与計算の間違いが多い。」やっぱりか・・・。給与計算では間違いを完全に排除することはできませんが、毎月ミスがあるとおっしゃっていましたので、プロとして他の業務も委託はできないということでしょう。

他にも、給与計算のミスによる委託替えや、給与明細をクリアファイルに入れて従業員に渡したなど、前任の社会保険労務士事務所に対する給与計算の苦情は、現在の私の顧問先様からも聞いています。だからそのような会社様は、うちに委託替えしたのか・・・。私は逆に委託替えされたことはありません。

労働基準法による規制や賃金規程の内容による契約内容に反する計算になっていても、普通は顧問先様側では気付きません。それこそ専門分野なので、私は求められればきっちり説明はできますが、労務のプロ以外には分からないことが多いです。

顧問先様で「間違いだらけ」と評価したのなら、そのレベルではないでしょう。プログラムの設定ミスなども考えられますが、それなら毎月間違うのだろうか? そもそも費用の掛かる専用のプログラムを使っていたのだろうか?

それ以上は聞きませんでしたが、ご来所下さった会社様は自社で費用を掛けたうえでご相談にいらしていました。給与計算の精度は従業員様との信頼の源です。

社会保険労務士というプロとして、そこに手を抜いては絶対にいけないと思います。

 

 

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