こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。
協会けんぽから封筒が送られてきました。封筒に入っていたのは5枚の返信用封筒。
同封された文書には次のようにあります。
健康保険等の資格喪失の際、被保険者証(いわゆる保険証)が添付されていない例が多くみられ、そのうち社会保険労務士に委託している事業所がその4割に及ぶという内容です。だから、この返信用封筒で保険証を送って欲しいということらしいです。
喪失届に保険証を添付して提出するのは法令上の義務だとも書かれています。
ちょっと意味が分かりません。確かに、紙に書いてハンコを押して窓口に提出していた頃は保険証を添付して返却していました。これは郵送になったときも基本的に同様です。
現在は電子申請なので、その物体を添付できません。そのため、当事務所では後からまとめて各電子申請のデータ到達番号を付して郵送しています。全部記録しておりますので、おそらく漏れはないはずです。
多分ほかの事務所でも同様だと思いますので、社会保険労務士扱いの保険証の回収が遅れるのは当然ですよね。資格喪失の申請と保険証の回収・返却は別作業なのだから。
数年前までは保険証の郵送返却がないと喪失手続きが終了しないようで、これを促す電話が来ていましたが今はそれすらありません。そういえば、もっと昔は「回収不能届」なんてものもあったのですが、今もあるのかな。
いずれにしても、電子データに物体を添付することはできません。「現在、やむを得ない理由等により添付できない保険証がございましたら・・・」って、まだあの時代のことを言っているのか。
コロナ対応みたいに、すごい気にする人となにも気にしない人がいるのと同様、仕事もほぼデジタルの人もいれば、未だにメールも使わない人がいるような気がします。
私はいずれも前者に属すると思うのですが、それが現在の「常識」というものではないのだと思いました。つまり、紙に保険証を添付の方が協会けんぽでは常識という認識なんだろうなと少し驚きました。