人間関係に壁を作ってはいけない

2021年11月15日

こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。

うちの子供は中学校に入学してから部活の練習で真っ暗になってから帰って来るか、早めに帰ってきて暗くなってから練習に向かいます。

その姿を見ていると自分の幼少期のあることを思い出しました。小学校の低学年かもっと幼い頃の記憶かもしれません。真冬の大雪の夜のことです。

当時私は、学校外の体操クラブに通っていました。体が柔らかいとのことで、親に勧められて通うようになったのです。体操クラブへは、行きはともかく帰りはいつも空は真っ暗で、しかし雪のおかげで意外と明るく感じました。他の子供は親が迎えに来るのですが、うちは両親が共働きだったので行きも帰りも体操クラブの送迎バスです。

同じようにバスで通う子供たちですが、学校や学区が違うため通い始めたばかりの私は友達など一人もいなくて、いつもぽつんと一人でした。

そんなある日、母親が毛糸でニット帽を編んでくれたのです。真っ暗な真冬の夜に、一人で頭に雪をかぶって寂しそうに帰ってくるのを見ていたからでしょう。

翌日初めてそれをかぶり体操クラブに行きました。当然練習中は帽子を脱いで着替えをしてするのですが、その前に先生方が何か私のことを話していることに気付きました。すると先生が一人やってきてこう聞いて来たのです。「栄治君、頭何かしたの?」。

何のことか分からなかったのですが、どうやら頭にかぶったニット帽が包帯に見えたか、中に包帯を巻いていると思ったようなのです。そんなことに気付かず、私は帰りのバスに乗りました。

その後、周りの子供たちがそわそわしているのに気付きます。そういうことかと思い、これはただのニット帽だよと脱いで見せました。そしたら周りは大爆笑。

まあ、母親が素人ながらに編んだものだからそうかもしれませんが、母親ごとバカにされたとひどく凹んだものです。涙が出ました。

「もうこれはかぶらない」と母親に言ったのですが、体操クラブのバスでみんなからバカにされたとは言えない。母親を傷つけるから。あれは本当につらい思い出。未だに思い出すほどに。親の愛情を周りがバカにするなんて許せない。

ただ、周りは私のケガの心配が晴れてそうなったのかもしれません。「心配したじゃん、そんならそう言ってくれよ」と。

自分が勝手に周りとの間に壁を作っていたんでしょうね。

 

 

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