年度更新は受け身で苦労する

2021年6月1日

こんにちは! 酒田の社会保険労務士 村西です。

各事業所に労働保険料の申告書が届いていますよね。

気付けばもう6月なんですね。酒田祭りがないから変な感じです。

今は気持ちに余裕がありますが、昔はこの時期とても焦りを感じていたことを思い出しました。昔はこの申告書を回収するために全数訪問していましたから。

まあ、外が気持ちの良い季節ですから、運転して外出するのも精神的には悪くないのですが、こちらの都合だけで訪問しても迷惑なので気を遣いましたね。

書類はすべて手書き、しかも労働基準監督署に持ち込みで提出した後に控えと納付書をお届け。

労働保険の年度更新と呼ばれるこの手続きですが、電子申請するようになってからも「納付書」という紙のお届けが効率化のネックになっていました。

申告が電子でできても納付書に記入してお渡ししないといけなかった訳ですが、それが申告書にくっついて事業所に届くので、どうしても事前に回収する必要があったのです。

回収、手書き、届出、金融機関で納付というすべての行程を最小限にするためにどうすれば良いかずいぶん悩みました。

そこで思ったのが「スポット」をやめよう。

スポットというのは、何か手続きが必要になったときは代行しますよという、いわば受け身の契約関係です。これが非効率極まりないとずっと思っていました。

やはり、毎月賃金や勤怠のデータをもらって、手続きが必要かどうかはこちらで判断する「顧問契約」があっての労務管理事務所だと考え、そのような継続的な信頼関係が結局お互いの効率化だと思うに至りました。

その結果、賃金締め日の集中する月末がとんでもなく忙しくなったのですが、それで良かったと思います。結局それで顧問先様との接点が増えて円滑な関係を築いています。

こちらとしてはデータを頂く目的なのですが、これを給与計算のチェックだと思っていらっしゃる方が多くなっています。

逆に、個別のデータをお預かりせずセキュリティ等の責任も負いませんが、一般論での労務相談には応じますといった「相談顧問」も受けています。

行政手続きは自社で行い、代行はなくとも知識と経験をお伝えできるので結構ニーズはありますよ。

昔はあれだけ慌てていた労働保険の年度更新。そのための作業を平準化すればなんてことありません。受け身だと苦労するのだと10年くらい前に気付きました。

 

 

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